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黎中黎廻は死にたがっていた。正直生きたいとも思っていないのが彼女だった。
両親は幼い頃に死去、それ以来祖父母に育てられた。だが、その祖父母も一ヶ月前に病気で死んだ。黎廻はつまるところ、生きる希望をなくしていたのだ。目の前には濁流ここに飛び込めたら死ねるだろうと思い。体を揺らした。その際・・
「危ないっ!」
と甲高い声で言われて、引き上げられた。後ろを見ると緑色の手をしていた。
「あっぶなー・・・何をやってるんでありますかっ!?」
「そうだぞっ!あのまま落ちていたら貴様死んでいたぞ!」
緑と赤の蛙だった。
「・・・。何?君達・・」
「何?それは我輩たちの台詞でありますよっ!」
「貴様・・自殺でもしていたのか?」
赤い蛙――ギロロに言われ、黎廻は胸に納得したような感じがした。
「・・そう・・かも。僕はもう、生きることに疲れた。僕は自殺志願者なんだよ。生きる目標がいない」
「・・・。何故死にたいと思うかはわかった。だがな、お前が死ねば育ててくれた両親が嘆くだろうっ!家族が、悲しむだろうが!」
「僕に家族という認識される人物はいないよ。」
「「そういう問題じゃない!」」
黎廻の返答にユニゾンしながら答える。ケロロは思案する、この地球人は生きる希望や目標がないから死にたがっている。自分は父や幼馴染がいた。だが、彼女にはいないと判断した。
「だったら・・・我輩たち、ケロロ小隊を生きる目標にしたらいいであります!」
ケロロの言葉に驚く黎廻。とギロロ。まさか、ギロロもそんなことを言うのとは思わなかった。
「それだったら、いいでありましょう!?我輩たちは侵略者でありますっ一緒にいて、損は無いと思うでありますよっ?」
一気に言うケロロはかなり必死だった。
「ケロロの言うとおりだ。いないのなら作ればいい。俺達を目標にして生きろ。必ず」
黎廻はただ、呆然・絶句するしかなかった。
「「我輩達/俺達について来い!」」
高らかにケロロ小隊のNO.1とNO.2は言った。
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